「YUKI concert tour“Flyin’ High”’14~’15」から読み解くもの

YUKIは「真のロックンロール!」

 

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思い返せばニュー・アルバム「FLY」が出た当初賛否両論が起きた。「もっとロックな方が良かった」、「JAM時代のようなロックを期待していた」、あるいは「ポップ過ぎる」、しまいには「微妙・・・」等々、それらは「たまたま自分の好みに合わなかった」という取ってつけたような主張に過ぎない。

ファンと単なるリスナーとの違いは何か?はっきりとした定義があるわけではないが、二次的思考ができるかできないかであろう。

二次的思考というのは、表面上だけで物事を捉えるのではなく、ありとあらゆる情報から方程式を組み立て答えを導き出すというものだ。一方、一次的思考は底が浅く単純な考えで安易に答えを出す傾向にある。

例えば、「この曲は好きじゃないから聴かない」は一次的思考で、「なぜ今この曲なのか?この曲で何を表現したいのか?この曲のジャンルはあまり聴かないけど、ライブで聴いたら違った印象があるかも知れないし、違った世界があるのかも知れない」というのが二次的思考である。

YUKIは「歌」と「踊り」、この至極当然でシンプルな取り合わせを「FLY」に詰め込んだ。ライブでは「観客」という不確定要素が交わることで様々な化学反応が起こる。

そして、「エニィタイムダンス!」というキーワードを使い観客を乗せる。それこそYUKIが生きる道であり、進むべき道なのだ。ジャンルという音楽構造の中だけで生きるのではない、そもそもYUKIという存在自体に意義があるのだ。

彼女の歌う曲はポップスだが、髪を振り乱し顔をくしゃくしゃにして歌う姿はロックンロールそのものだ。YUKIの場合、楽曲だけでジャンルを語る事はできないし語ってはいけない。彼女は真のロックンロールであり本物のロックシンガーなのだから・・・。

 

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